美術に興味があってこれから絵の描き方を学ばれようと思われている方は、まずはどんな絵を描きたいかによって画材を選ぶことが大切です。使う画材によって絵の質感や色彩を変化させることができ、様々な表現を楽しむことが出来ます。
もちろん自分の使ってみたい絵具を直感で選んでみてもいいですね。
気軽に楽しめる鉛筆や色鉛筆
鉛筆はデッサンなど下書きをする場合に必要とされますが、鉛筆の種類やメーカーによって芯の濃さや硬さに違いがあるため、自分が使いやすいものや絵の表現に合わせたものを選びます。
鉛筆で描く絵画表現はクロッキー、スケッチ、デッサン、ドローイングなどがあります。
クロッキーはなめらかにかつ手早く描くために2B以上の濃さの鉛筆がお薦めです。
スケッチ・デッサンは鉛筆だけで楽しむならHB・2B・4Bなど濃さの違う鉛筆を数種類つかってみてください。
弊社芸大受験教室ではステッドラー社の鉛筆を生徒さんに推奨しているようです。
粉があまりでないので、画面が汚れにくいので先生が勧められております。
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三菱鉛筆のハイユニもお勧めです。
ドローイングは自分に一番使いやすい硬さのものを選んでみてください。筆圧が強い方はBや2B、弱い方は4Bや6Bがおすすめです。
色鉛筆は油性色鉛筆と水彩色鉛筆があります。通常「色鉛筆」とは油性色鉛筆のことをさします。
筆圧を均等にしてベタ塗りすると独特の味わいが演出でき、寝かせて塗ると輪郭をぼかしたグラデーションのある色彩で浮き出るような雰囲気を表現できます。絵具と違って揃える道具が少ないので、手軽に色を付ける際に非常に便利です。
水彩色鉛筆は、水にぬらすと水彩のように色が滲み、色鉛筆と水彩両方の表現が出来る画材です。
こちらも手軽に色を付ける際に非常に便利で、特にスケッチや水彩画の仕上げに最適です。色数は12色・24色・36色・48色・60色のセットがベーシックです。
色鉛筆は色が混ざりにくいので色数は多い方が良いですが、不安な方は最初に24色ぐらいからスタートして、徐々に色数を増やすといいと思います。
商品についてはメーカーにより発色もかわります。
水彩色鉛筆ではファーバーカステル社のアルブレヒト デューラー水彩色鉛筆が人気です。
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感触を楽しめるパステル
発色が良く、簡単に綺麗な絵をかけるパステルは、絵を描く感触を楽しむことができます。
色のついた粉を接着剤で固めたパステルには、固さの違うソフトタイプとハードタイプがあります。
また接着剤にオイルを混ぜたオイルパステルもあります。
柔らかいタイプのソフトパステルは軽くこするような感触で軽い表現からこってりした表現まで描けます。
硬いタイプのハードパステルはソフトパステルに比べて硬質な線が引けます。
さらにその描き味を活かすだけでなく、カッターなどで削って粉末状にして綿棒や手で擦りつけることによって優しいタッチを表現できます。
ソフトパステルではレンブラント ソフトパステルが人気です。
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オイルパステルはより発色がはっきりしていて力強い線と色が表現できます。
水をはじくので水彩の主線や浮かび上がらせたいモチーフなどに使うと効果的です。
油絵の仕上げにも使えます。
サクラクレパススペシャリスト
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色鉛筆同様、色が混ざりにくいので色数は多い方が良いですが、不安な方は最初に24色セットぐらいからスタートして、徐々に色数を増やすといいと思います。
表現の幅が広いアクリル絵の具
アクリル樹脂をベースとした水溶性樹脂絵具であるアクリル絵の具は、描いてしばらく経つと耐水性となり、乾かしたあとに上から重ね塗りをしても下の色を溶かさずに塗ることができます。多めに水を使い、薄めて塗ることで水彩画のように描くこともでき、水をあまり使わずに固めて盛り上げるように塗れば、油彩画と似た表現を演出できます。
アクリル絵の具は他にアクリルガッシュという不透明でマットな質感の絵具もあります。
こちらは盛り上げて塗ることはできません(割れてしまいます)が、色ムラしにくい絵具なので、ポスターや看板など、ベタ塗りの作品に最適です。
アクリル絵の具は乾燥が早いため、筆やパレットの使い方に注意しておかなければいけませんが、慣れると非常に使い勝手のよい画材です。ご家庭で絵具を使いたいけれど、油絵は道具の扱いが心配という方は、アクリル絵の具を使って見てはいかがでしょうか?
キャンバスにアクリル絵の具を使って油絵の様に仕上げてみるのも素敵です。
アクリル絵の具は混色が容易なので、基本の12色セットからスタートし、よく使う色・自分の好きな色から徐々に色数を増やすのがおすすめです。
画材は、取り扱うメーカーによって感触や色彩の表し方に違いが出ます。
様々な画材の中からイメージを表現できるものや、使い勝手のよいものを選んでみてはいかがでしょうか。
リキテックスプライムが 次世代アクリル絵具として注目されております。
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