デッサンの基本!グレースケール

グレースケールって、なに?

グレースケールとは、白から黒までの灰色の調子(段階)のことです。
白黒写真などを見ると、白や黒以外にも薄いグレーや濃いグレーがありますよね。
その色たちを濃さによって段階に分けたものが右の図のような
グレースケール表になります。
(右図では分かりやすく白から黒までを10段階にしていますが、
それぞれの段階の間にも無数に調子が存在しています)

グレースケールって大切!なぜ?

初めてデッサンを行う人や私立美大の入学前課題などでは、
よく紙に鉛筆で右のようなグレースケール表を再現する課題が出されます。
というのも、デッサンはモチーフの微妙な色や陰影を白から黒の諧調で描くため、
より多くの色幅を表現することが必要だからなのです。

例えば、0〜5までの調子でしか描けないと暗い色のモチーフが出ると
困ってしまいますし、反対に6〜10までの調子のみでは
全ての物が暗すぎる色になってしまいます。

なので、デッサンでは0〜10までの全ての調子を
適材適所に使って描いていくことが求められます。
デッサンの表現力を鍛えるために、
実際にグレースケール表を作ってみましょう!

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