色彩理論ー色彩調和ー

絵を描いている時、配色に困ることはありませんか?
そんな時に試してほしい色の理論が「色彩調和理論」です。
色彩調和とは、絵の中の隣り合う色と色の組み合わせが美しく見える状態のことです。
今回紹介する色彩調和理論は、美しいとされる配色についてまとめられた
もっともベーシックで使いやすいものと言われています。

色相→色味 色相環→色味をグラデーション状に並べたもの
明度→色の明るさ 彩度→色の鮮やかさ)

◎同一調和

同じ色相の色で、明度差をつけた配色のこと。
例:肌色と茶色

メリット…色にまとまりが出て統一感のある絵になる。
デメリット…色幅が少ないので単調に見えやすい。平凡な色遣いになりやすい。

色彩調和1-1

◎類似調和

もっとも使いやすい色彩調和。色相環で約40°離れたところにある色を使った配色。

メリット…適度に色幅があり、かつまとまりやすい。
デメリット…明度差を意識しないと単調になりやすい。(白や黒を混ぜて混色し、明度の幅を出すとよい。)

色彩調和1-2

◎対比調和

色相環で180°離れた2色の関係。(反対色や補色などと言われる。)

メリット…派手でメリハリにある絵になる。
デメリット…ハレーションを起こしやすい。

【ハレーション】
補色を縄べて配置した時に、色がチラついて見えること。同じ程度の明度、彩度の色を並べると起きやすい。(鮮やかな赤と緑など)

色彩調和1-3



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